高知大学 医学部学士編入試験 2021年度

2021年度実施(2022年4月入学)の学士編入試験を受験してきました。

1次試験は突破することができ、2次試験の記録です。

学士編入試験は情報が少なく、どういった対策をすればよいのか、私もネットの情報を頼りにさせて頂いたので、後に続く人のすこしでも為になれば、と残します。

先に結果を伝えると、最終的には不合格でした。

------------------------------------以下具体的な内容------------------------------------

1日目面接 質問内容

・なぜ高知大学なのか

・医師を志した理由は

・転職をした理由は

高知大学は田舎だが、問題ないか

・ベテランの医師になるために必要な素質は(もともと、ベテラン技術者のカンコツ経験を定量化する、ということに取り組んできた、と志望動機に書いていたため。)

・志望動機には、機械、工学のことが(しか)書いてある(ない)。いのちのを慈しむ、命の大切さについて、自身の考え、エピソードを説明してほしい

高知大学は、医工連携を進めている。どういった取り組みを高知大学は行っているのか、知っていることを教えてほしい。

・これまで、社会人生活でも、大学生活でもチームでなにか物事を進めた経験はあるか

・これから5年後10年後、医療はどのようになっていくと思うか

・その変化する医療において、あなたはどういう貢献をすることができるのか

・データを構築する、データベースを運用する、というのであれば、医師のように直接医療に携わるわけではなく、縁の下の力持ちとして、貢献する、ということか?

 

時間は20分ほど

 

雰囲気は普通。圧迫でもなく和やかでもなく

面接官は女性1名、男性が4名

 

二日目グループワーク、ディスカッション

およそ、下記の記載事項が書かれた、約800字程度の文章を渡される。

・50歳女性A
・20歳から30 年喫煙歴あり
・A の姉妹が、20 年前に甲状腺の病気を発症し、体重が減少したことがある。
・ここのところ、Aはコロナ禍以前通っていたジムに通っていないが、運動せずに、10キロやせた
・父が胃ガン
・最近は在宅勤務で、座りっぱなし
・業務の区切りで、オンラインの飲み会があり、ビールを5杯(段はビールは一杯)飲んだ

その夜から明け方まで動悸

・体温は37.2

・病院に着くと、タクシーから降りる時に、ふらふらして、車椅子で案内される
・脈拍88/55mHg? 安定しない

 

①アイスブレイク、他己紹介

②上記の紙を渡され、班でわからない点を列挙

三つの班それぞれ、以下のテーマ(観点)が設定され、調査、報告

アルコールの分解
脈拍
体重の減少

 
④中間報告後、最終調査と報告

その他・医学キャンパス内の図書館で実施iPadあり各班一台

以下感想と気づいたこと
二日目の評価官はおそらく医師の5名
他の班の報告後に質問をするなどした人間に対して、加点をしている様子
評価官は手元に受験者の情報が書いてあるファイルをもっており、そのファイルには、受験者の顔写真が貼ってあるのが見えた。
おそらく、班員の相関図がかいてあり、班の中の役割、プロファイリングをしていると思われる。面接と、グループワークの比率は不明。特に説明もなし。
医学部の部長が担当していたのは一日目の面接のみ。二日目は、不参加。二日目は、評価官の態度が悪く、非常に印象が良くない。例えば、受験者の報告を、足を組んでふんぞり返りながら聞いていたり
グループワークの進め方において、不明点を質問すると、つっけんどんな態度で返答された受験者は二十代前半が多い。私の班は、私を含めて6人であり年齢は、23,24,25,26,28,31 だったと思う。いわゆる、鑑別疾患?をグループワークでさせたかったらしいが、指示が不適切。何を報告させたいのかわかりづらく、非常に困惑した。最終的な報告内容は、高校生物の範囲をゆうに越えていた。
薬剤師他生物系、医療系の出身も多く、様々なホルモンの作用と、疾患との関係を報告する必要があった。評価官からの一日の締めのコメントには、本日のグループワークの様子を見ていると、レベルは医学部4学年相当、とのコメントもあり、大学側が想定した以上に、受験者のレベルが高かった可能性もある。個人的には、高知大学の筆記試験のレベル(生物、生命科学の範囲)と、今回の2次試験の課題のレベルの間にはかなりの差があると思っている。どういう人材を求めているのか不明。