山口大学 医学部学士編入試験 2021年度

2021年度実施(2022年4月入学)の学士編入試験を受験してきました。

1次試験は突破することができ、2次試験の記録です。

学士編入試験は情報が少なく、どういった対策をすればよいのか、私もネットの情報を頼りにさせて頂いたので、後に続く人のすこしでも為になれば、と残します。

先に結果を伝えると、最終的には不合格でした。

 

------------------------------------以下具体的な内容------------------------------------

3回に分けて面接が行われた

7分、7分、18分とのことだったが、体感は5分5分15分。

面接室は3つあり、受験者は3つのグループに分けられ、すべての面接室で面接を受ける。

私は、面接室1、面接室2、面接室3という順番だった

 

面接官は3室すべて男性2名、女性1名の計3名。

面接1と面接2は志望者に対する質問形式。

面接3は問題用紙をわたされ、それに対して志望者と面接官の間でやり取りをする、という内容だった。

 

面接1(面接室1)は非常に穏やか。

それに対して、面接2(面接室2)はやや圧迫の印象。

異なる面接形式での志望者の対応を見ようとしているのだろう。

 

面接1での質問内容

 ・なぜ医師を志したのか(提出された自己推薦書ではわからない)

 ・これまでの実務でやり遂げたことを教えてほしい。

 ・医師の仕事の大変なところ、ときいてどのようなイメージがあるか。

 ・医師の仕事の大変なところに対して、あなたは向いていると思うか、素質があると思うか。

 ・(私の回答内容に対して)予知保全システムとはどのような原理で予知保全を行うのか

 

面接2での質問内容

 ・実務ではどのようなことに取り組んでいるのか

  →(返答内容に対して)チームで仕事を進めていく上でどんなことに苦労したか

 ・医師として将来どのような道に進みたいのか

 ・(自己推薦書の内容に関して)データベースの構築に携わりたいとあるが、具体的などういうことか

   ツールをつくりたい、ということか。

 ・(自己推薦書の内容に関して)オンライン診療についてどういう考えを持っているか。

 

 面接2について

 先にも書いたが、圧迫気味という印象。

 明らかに相手に聞こえる声で話しているのに「もう少し大きい声で話すように」と言われた。

 受験者の反応を見るために、多くの受験者に言っていると思われる。

 その他、じっと目を見つめてくるなど、面接官の態度にも圧迫面接という意図が出ていたように思う。

 

面接3:問題用紙を渡され、その問題に対して、面接官と受験者で対話をしながら、

    回答を考える、という面接であった。

6匹のマウスの写真

茶色のマウス、茶黒のマウス、黒色のマウスの写真を見せられる

Autigo遺伝子が茶色、発現していないと黒になる。

 

写真を見て気づいたことを教えてほしい

ゲノムが全く一緒だとすると、なぜこのように個体によって形質に差が出るのか

遺伝子が同じだが、形質がことなる人間の例をなにか知っているか

ゲノムが同じだが、形質の異なる試験動物を作成するとしたら、どのようにするか

 

 

心不全の時間経過と運動機能のグラフを見せられる

 

 このグラフを簡単に説明してほしい

 心不全はどのように症状が進行していくのか説明してほしい

 心不全は治る病気かどうか

 心不全の症状を緩和するにはどうしたらよいのか

 塩分過剰が、どのように心不全に影響するのか、機序を教えてほしい

 

非常に穏やか。わからない場合には、一緒に考えていきましょう、と

会話をリードしてくれる

 

問題用紙が渡され、5分間読む時間が与えられる。

マウスの問題は面接の控室で問題用紙を見る時間があったが

心不全の問題については、面接の途中で渡された。読む時間は1分程度か

 

面接終了後は、アンケートの記入を依頼された。

大学側としても、どのような試験をおこなうべきか、試行錯誤しているのかもしれない。