令和2年度小学校教員資格認定試験②2次試験問1サンプル

私が提出した回答です。

結果的に合格することができましたので、ある程度の参考になると思います。

 

2次試験問1 以下私の回答

「よりより学校教育を通してよりよい社会を創る」ための地域と学校の連携・協働の在り方とは、両者にとってメリットのあるウィン-ウィンの関係であるべきと考える。そういったウィン-ウィンの関係を築く為に私はまず、自ら積極的に地域と関わる姿勢を大切にしたい。具体的には、普段のPTA活動から、地域のボランティア活動、地域の文化祭・芸術祭に積極的に参加するなどして、地域が持つ特色・資源の理解、そして地域にはどういった人材がどういう技能を持っているのかの把握に努めたい。

次に児童が地域と触れ合う機会の確保に取り組みたい。地域の方々との交流を通して、児童が自分の住む地域の魅力に改めて気づき、地域に対して愛着を持つようになることで、児童の「社会に貢献したい」という意識付けに繋がると考えるからである。「社会に貢献したい」という意識付けは児童が成長した後に、地元に残った若い力として地域の発展につながることもあるだろうし、地域連携コーディネーターのように学校を支援してくれる力になってくれることもあるだろう。その結果より魅力的な地域、学校の実現に繋がる、そのような好循環の産出に貢献できるような、児童と地域の交流の機会を設けていきたい。

また、児童と地域が触れ合う機会を設ける際には、必ず学校としてどういった児童を育成したいのか、学校としてどういう取り組みをしているのか、といった地域への情報開示も必要になってくる。学校の経営・教育方針を示すことによって地域からの支援もより得やすくなると考えるからである。

従って、私は自分から地域に歩み寄る姿勢を持ち、地域の力を借りて学校の持つ力と合わせることのできるよう取り組んで行きたい。そうした地域と学校の連携・協働の基に、机上の知識だけではない、「教室の外」の学びを通して、自分の未来を児童自身が切り拓いていくことができる力の養成に繋げて行きたい。