一次試験内容と科目選択についてです。
・試験内容
令和2年度から、試験内容が大きく変わりました。
以前の1次試験と2次試験を1つにしたような内容の試験となりました。
試験内容は微妙に変わっていますが
基本的な、一般教養、教職教養の試験の対策を行う、という点は変わっていません。
試験問題は、教員資格認定試験の実施団体である
独立行政法人教職員支援機構 のHPを確認してください。
過去の問題も、HPを徘徊すると見つけることができます。
過去問を見ればわかりますが
(変更前):教職に関する科目(1)→(変更後):教科及び教職に関する科目(Ⅰ)
(変更前):教職に関する科目(2)→(変更後):教科及び教職に関する科目(Ⅱ)
(変更前):教科に関する科目(2次試験)→(変更後):教科及び教職に関する科目(Ⅲ)
となっており
私が確認した限りでは、教科及び教職に関する科目(Ⅳ)は新たな問題形式でした。
具体的な出題内容は、過去問をご確認下さい。
内容としては、道徳教育と、生徒一人一人を尊重した学級経営を行っていくには
どうしたらよいのか、ということを小論文として書きます。
本記事の下部に、教科及び教職に関する科目(Ⅳ)で、私がどのようなことを書いたのか
例を記します。ご参考にして下さい。
・科目選択
自分の得意科目が何なのかによって、どの科目を選択するのかを決定しました。
基本的には過去問を3年分ぐらい、各科目を解いて
その中で自分が点数が高かったものを選択する、という方法で
決めるのがいいと思います。
私は、体育、家庭、図工、生活、理科、算数を勉強しました。
当日の試験問題の具合によって、生活なのか家庭なのか、決められるように準備をしていました。
結果的に当日はより解けていると思った生活で受験しました。
教科及び教職に関する科目(Ⅳ)の解答イメージ※問題は過去問を確認下さい。
問1
・道徳が科目となり、授業中の児童の言動やプリントの記載事項を基に評価を行う。
・また、他の科目と関連させながら、道徳教育を学校の中の活動全体を通して行う。
・私なら、児童がイメージしやすい時事やニュースを基に、いじめを絶対に行ってはいけないことや、命の大切さを伝えたい。
といった事を膨らませて記入しました。
文科省の「新しい学習指導要領の考え方-中央教育審議会における議論から改訂そして実施へ-」という資料を事前に確認していたのでこの課題に対応できました。
ほかにも参考となる資料は検索すれば出てくると思います。
学習指導要領が変更されるまでは、引き続き今回の学習指導要領改訂の内容と
その狙いを把握しておくことは重要だと考えます。
問2
・一人一人の児童が学級に居場所を感じることができれば、物事に主体的に取り組む事ができるようになると考える
・結果として、より良い学び、主体的な学びにつながる
・一人一人の児童が、学校で存在感を自覚できるように、まずは私自身が、一人一人の児童と向き合い、相手の話に耳を傾けるような姿勢を普段から示すようにしたい。
・教師がまず、相手を尊重する姿勢を示すことで、最終的には学級が、互いを尊重する雰囲気となるように、働きかけていきたい。
というように記載しました。