1-2 The Value of Being a Slow Learner
2つの脳のタイプがあることが知られている。
1つはレースカーの頭脳
そしてもう1つは、ハイカーの頭脳と呼ばれるものである。
つまり、レースカーの脳とは
結論まで短い時間で辿り着く思考パターンを持つ脳のことで
もう1つのハイカーの脳とは
比較的ゆっくりと時間をかけて結論にたどり着く思考パターンを持つ脳ということを意味します。
Santiago Ramon y Cajal はノーベル化学賞を受賞した人です。
現代神経科学の父とも考えられています。
Ramon y Cajalは、自分のことを転載ではないと自覚していました。
もちろん、彼自信が謙虚な性格の持ち主であります。
彼自身、彼が成功した理由は
彼がハイカーの脳を持っていたからだと言っています。
彼は自分の仮設に対して
粘り強く、そして柔軟に検討をする人でした。
そのことが、他の天才と異なり、彼が成功した理由だったのです。
人質交渉人は、2つの脳の違いを示す例となります。
レースカーの脳を持つ人は、人質交渉人に向かないとされています。
その理由は
レースカーの脳を持つ人が人質交渉をする際には
事前情報や先入観を持って交渉にあたり
交渉の最中であらたに重要な情報がわかったとしても
自分の考え方をかえることができず、有効な情報をりようすることができないと
されるからです。
あなたが、レースカーの脳を持っているならば
自分自身がレースカーの脳を持っているという自覚を持つことこそが
あなたを成功へと導きますし
あなたがハイカーの脳を持っているのであれば
非常に意外な方法でアプローチすることが
世界や社会への貢献となることがあります。