令和2年度小学校教員資格認定試験③合格に要した時間と勉強方法

まず、受験時の私のスペックです。

・TOEIC890点

・国公立工学部卒

・中学までの勉強は、そこそこできた

 (5教科500点満点中、公立入試問題は460-470ぐらい)

・フルタイムで働きながら教員採用試験、教員資格認定試験を並行して受験

・もともと小論文系は得意

・両親が教員のため、学校という組織がどういうものなのかいつでも聞ける

 

学生時代は、特に何かが得意というわけではなく

満遍なくできたので、私自身、教員資格認定試験との相性が良かったと思います。

 

・1次試験合格に要した時間

 約2か月(平日:2~3時間、休日:5~6時間)

 

物理現象のシミュレーションを行うソフトウェアエンジニアとして働きながら

教員資格認定試験の勉強を進めました。

そこまで勉強時間を確保することはできなかったのですが、問題との相性がよく

運がよかったと思っています。

 

・1次試験対策

 オープンセサミシリーズの、「専門教科小学校全科」「教職教養」の問題を、Ankiというアプリに入れて、使っていました。

 試験対策にあまり時間も取れなかったので、原理原則を理解するのではなく

 丸暗記と割り切って取り組みました。

 参考書を読むと、勉強したつもりになりがちですが

 私は問題を解いて、どういう知識をどのように使うことが求められるのか

 を理解しながら勉強しました。

 幸いなことに、問題集の解説を呼んでもわからないところは、ネットで調べると様々な解説が出てきます。

 

 

・2次試験合格に要した時間

 約2週間(平日:2時間、休日2~3時間)

 

2次試験の出題内容がよくわからないということもあり

文科省の資料見直し、学習指導案の作成練習に時間を割きました。

 

・2次試験対策

 「学習指導案」と検索すると、様々なテンプレートがネットに出てきます。

 フリマアプリを活用するなどして、学習指導案を自分で実際に書いてみる、ということをしたり、学習指導要領の改訂内容を改めて見直し、どういう小論文問題がでるか

 それに対して自分ならどう回答するか、ということを自分なりに勉強していました。

 

 

振り返ってみると、両親が教員というアドバンテージはとてつもなく大きかったです。

もともとの職業がソフトウェアエンジニアということで

畑違いの教員という仕事を理解するために、5時間ぐらいは色々聞きました。

 

 

 

 

令和2年度小学校教員資格認定試験②2次試験内容

令和2年度小学校教員資格認定試験 2次試験の内容です。

 

今回は新型コロナの影響のため、試験自体はZoomで行われました。

PCの手配に難がある方は、茨城県つくば市の会場で受験することができるように

配慮をされていました。

今回、2次試験のグループワークも、Zoomで行ったのですが

その時の私のグループは全員が自宅から参加されているようでした。

また受験番号で確認した限り、10数名の方全員が2次試験合格、となっており

資格認定試験は、1次試験を通ってしまえば、2次試験は

普通にこなせば合格できる、という設計なのかもしれません。

 

実際に、受験者を落とそうとする試験、という風には感じませんでした。

 

・1日目

 a. 講義を聴講

 b. 講義内容を基に、小論文を提出

 c. 講義を聴講

 d. 聴講した講義を基に、学習指導案を作成

・2日目

 e. グループディスカッション

 f. 模擬授業

 

という内容でした。

独立行政法人教職員支援機構のHPを確認しましたが、2次試験の過去問題は掲載されていません。

問題を転載することはできないのですが、私の解答例をできる限り別記事にて示したいと思います。

 

1日目 a. 講義を聴講 b. 講義内容を基に小論文を提出 について

 講義内容は、社会に開かれた教育課程とは、どういうものなのか

 そして、地域と学校はどう連携していくべきなのか、というものでした。

 時間にして、1時間です。

 その後、1時間をかけて、小論文を作成します。

 

小論文の解答例です。

 

ps6.hatenablog.com

  

1日目  c. 講義を聴講 d. 聴講した講義を基に、学習指導案を作成 について

 講義内容は、試験課題である指導案はどのようなものなのか

 そして、どういうことを記入するのか、ということでした。

 こちらも1時間ほどの講義でした。

 その後、1時間半をかけて、単元計画と、いわゆる略案と呼ばれる指導案を作成しました。

 

2日目 e. グループディスカッション

 テーマが与えられ、それについて、結論を出さなくてよいので意見を議論する、という形で行われました。時間は90分です。

 私のグループでは、二人が進行役、一人が書記という形で進めました。

 私自身、その書記を務めました。

 どうしても書記になると発言の機会が少なくなるので、途中でだれか変わってくれないか、とも思ったのですが

 発言者に対して、合いの手を打ったり、発言者の内容を確認しながら私自身の意見を伝えるなどして、最低限の発言機会を確保するように努めました。

 無事に合格できたのでほっとしています。

 

・2日目 f. 模擬授業

 時間は5分で、前日に作成した、学習指導案を基に模擬授業を行います。

 ホワイトボードや壁があるという想定で、授業を行いました。

 幸いなことに、今回はZoomを用いた試験でしたので、PCの画面上に

 模擬授業の原稿を映しながら、試験に臨みました。

 なるべく「原稿を読んでます感」が出ないように努めました。

 模擬授業ということで、できる限り児童がその場にいるという想定で行いました。

 時間が5分ということで、授業の導入部分のみです。

 昨日に作成した学習指導案を基に、次の日の模擬授業に臨むことができたので

 準備する時間もあり、Zoomでの実施ということで、ラッキーだったと思っています。

 

 

 

令和2年度小学校教員資格認定試験①一次試験内容と科目選択

一次試験内容と科目選択についてです。

 

・試験内容

 令和2年度から、試験内容が大きく変わりました。

 以前の1次試験と2次試験を1つにしたような内容の試験となりました。

 試験内容は微妙に変わっていますが

 基本的な、一般教養、教職教養の試験の対策を行う、という点は変わっていません。

 

 試験問題は、教員資格認定試験の実施団体である

 独立行政法人教職員支援機構 のHPを確認してください。

 過去の問題も、HPを徘徊すると見つけることができます。

 

 過去問を見ればわかりますが

 (変更前):教職に関する科目(1)→(変更後):教科及び教職に関する科目(Ⅰ)

 (変更前):教職に関する科目(2)→(変更後):教科及び教職に関する科目(Ⅱ)

   (変更前):教科に関する科目(2次試験)→(変更後):教科及び教職に関する科目(Ⅲ)

 となっており

 私が確認した限りでは、教科及び教職に関する科目(Ⅳ)は新たな問題形式でした。

 

 具体的な出題内容は、過去問をご確認下さい。

 内容としては、道徳教育と、生徒一人一人を尊重した学級経営を行っていくには

 どうしたらよいのか、ということを小論文として書きます。

 本記事の下部に、教科及び教職に関する科目(Ⅳ)で、私がどのようなことを書いたのか

 例を記します。ご参考にして下さい。

 

・科目選択

 自分の得意科目が何なのかによって、どの科目を選択するのかを決定しました。

 基本的には過去問を3年分ぐらい、各科目を解いて

 その中で自分が点数が高かったものを選択する、という方法で

 決めるのがいいと思います。

 

 私は、体育、家庭、図工、生活、理科、算数を勉強しました。

 当日の試験問題の具合によって、生活なのか家庭なのか、決められるように準備をしていました。

 結果的に当日はより解けていると思った生活で受験しました。

 

 

教科及び教職に関する科目(Ⅳ)の解答イメージ※問題は過去問を確認下さい。

問1

 ・道徳が科目となり、授業中の児童の言動やプリントの記載事項を基に評価を行う。

 ・また、他の科目と関連させながら、道徳教育を学校の中の活動全体を通して行う。

 ・私なら、児童がイメージしやすい時事やニュースを基に、いじめを絶対に行ってはいけないことや、命の大切さを伝えたい。

 といった事を膨らませて記入しました。

 文科省の「新しい学習指導要領の考え方-中央教育審議会における議論から改訂そして実施へ-」という資料を事前に確認していたのでこの課題に対応できました。

 ほかにも参考となる資料は検索すれば出てくると思います。

 学習指導要領が変更されるまでは、引き続き今回の学習指導要領改訂の内容と

 その狙いを把握しておくことは重要だと考えます。

 

問2

 ・一人一人の児童が学級に居場所を感じることができれば、物事に主体的に取り組む事ができるようになると考える

 ・結果として、より良い学び、主体的な学びにつながる

 ・一人一人の児童が、学校で存在感を自覚できるように、まずは私自身が、一人一人の児童と向き合い、相手の話に耳を傾けるような姿勢を普段から示すようにしたい。

 ・教師がまず、相手を尊重する姿勢を示すことで、最終的には学級が、互いを尊重する雰囲気となるように、働きかけていきたい。

 というように記載しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

令和2年度小学校教員資格認定試験合格しました

久しぶりのエントリーになります。

 

タイトルの通り、教員免許を取得できるようになったので

今後の参考になれば、と思い残します。

このブログにたどりつくような方は、そもそも教員資格認定試験がどういうものか

ということは理解していると思いますので省きます。

記事のアウトラインは下記です。

随時、作成、修正していきます。

 

①一次試験内容と科目選択

 

ps6.hatenablog.com

 

②2次試験内容

 

ps6.hatenablog.com

 

 

③合格に要した時間と勉強方法

 

ps6.hatenablog.com

 

 

子どもと関わる人のためのアンガーマネジメント: 怒りの感情をコントロールする方法;読了メモ

みなさんこんばんはクモです。

 

題名にある本を読んだので、メモ書きです。

題には、「子供と関わる」とありますが

子供に限らず、人とのコミュニケーションにおいて「怒り」を

コントロールする方法が記載されています。

 

・アンガーマネジメントの目的

怒ることと、怒らないことの区別をすること

→怒ることが悪いことではなく、怒ることが必要なときもある。

どういうときに怒るのか、その1つの指標をこの本では「後悔するかどうか」であるとしています。

 

・怒りとはコントロールできるのか

「怒りとは、自分自身が作り出しているものであるため、コントロールすることができる」

確かに、物事に対してどう反応するのか

それって自分自身が決めていることですよね。

 

・「6秒待つこと」

これはよく聞きますね。

6秒待つことで怒りが静まり、冷静になることができます。

 

・「怒りの尺度を持つ」

これは斬新ですね。感情を定量的に評価する。

そうすることで、より自分を客観的に捉え、冷静になれ、ということだと思います。

 

・「〜べきという考え方は人によって異なる。その価値観が異なったり、裏切られたと感じることで怒りが生まれる」

なるほど。

〜あるべき、〜しないといけない。私もよくそういうふうに言ってしまったり

考えてしまうくせがついてしまっています。

 

・「怒りを感じたら、コントロールできるのか、優先度が高いのか考える」

本で書かれていたのは、そもそもコントロールできないことに怒ってもしょうがない

また、優先度が低いなら、他のことにエネルギーを使ったほうが良い、というもの。

 

なるほどねぇ、、、

その考え方はとのても合理的です。

でも、怒りという感情って合理的かどうか、とか関係なくて

自分の内面からふつふつと湧いてくるもの。

頭を切り替えられるといいんだけど、なかなかうまく行かないこともある。

 

・「相手に何かを伝えるときは、「私は」を主語にすることで冷静に意見を伝えることができる」

「自分」という存在がどう感じているのか伝えるというのは

「自己開示」に近いと感じています。

「自己開示」をすることによって、相手との距離を縮めることができそうです。

 

・「意見を伝えるときには、事実、感情、要求を伝える」

これは素晴らしい枠組みだと思いました。

相手にわかりやすいと思います。

私も使います。

 

・「サクセスログをつけて自身をつける」

私もそうなんですけど

どうしても、できたことよりも、できなかったことに目が向きがちです。

そうではなくて、自分ができたことに目を向けて

前向きな気持ちでいること。

どんな問題を前にしても、前向きな気持でいることが

良い結果に関係していることに疑う余地はありません。

 

・「グラウンディング

これは現実回避?のテクニックだと私は理解しました。

自分がいる場で悪口大会が始まってしまったときには

その場を離れる、というのもストレス軽減のための1つの有効な手段です。

でも、仕事の会議など、どうしてもその場から離れることができないときがある。

そういったときに有効なテクニックです。

具体的には、その場にある何かしらの物事をじっと観察することで

感情をリセットするものです。

これには少し練習が必要です。

 

カップルダイアログ

手法の説明がありましたが、そこまで詳しく書かれていませんでした。

ネットで調べてみても、そこまで詳しく出てきません。

なにも「カップル」に限ったはなしではないようで

「ダイアログ」という検索ワードで、それっぽい記事が引っかるので

これは心理学では有名な方法何でしょうか。

 

 

本を読んでいて感じたのは

怒りに身を任せて行動しても、決していいことはない。

やはり、怒りをぐっと堪えて冷静に、毅然とした態度を取ることが

どんな人間関係においても大切である、ということです。

 

ではまた。

 

 

小さなチーム、大きな仕事:37シグナルズ成功の法則 読了メモ

みなさんこんばんは クモです

 

ブログ更新が空いてしまいましたが

ちゃんと生きています。

 

競プロの方は、AtCoderのC問題は、42回以降、フルコンしました。

案の定というか、D問題でつまずいています。

一旦グラフ理論とか、アルゴリズムの勉強をしないと

解説を読んでも理解ができません、、、

 

ということで本題です。

対象読者;全ての人

→経営者でも、サラリーマンでもどんな人にも何かしらのヒントをくれます。

 

37シグナルズとは;

・ウェブデザインのコンサルティングを行う会社として創業

・創業時のメンバーは3人

・既存のプロジェクト管理ソフトに不満があり、自分たちで自分たちに必要な

ソフトウェアを開発し始めた

 

以下、自分が気になったところを引用を交えて紹介します。

 

・失敗から学ぶことは多くない

失敗することで「してはいけないこと」を身につけることができるかもしれないが

「次すべきこと」がわからない。

成功体験から、次も同じことをすれば成功する可能性が高まる。

 

・他人の正解が、自分の正解とは限らない

世の中の定石とされることを疑い、覆すことが

大きな成功につながることもある。

 

・「小さな会社は大きくなることを夢見るが、

大きな会社は身軽に行動できないことを悔やむ」

他人の芝生は青く見えるってこと。

でも、大事なのは現状を変えようとあがくことだと思う。

 

・客の目線を持つこと

これって、古今東西いろんな本に書いてあると思うし

幼稚園の頃に、相手の立場になって考えろってさんざん言われたと思う

でも、実際は、実践するのが難しい。

だから、自分が客になれってこと(自分が必要なものを作れ)

 

・アイディアには価値がない

考えるだけじゃだめ、そこに実践が伴って初めて価値がある。

 

・制約があるから創意工夫が生まれる

確かに、短歌でも俳句でも字数の制約があるから美しさがある。

日本人が戦後努力してきたのは

資源がないのに成長するにはどうしたらいいのか

必死に考え行動してきた結果だと俺は思ってる。

 

・副産物を売る

何かをするということは、必ず副産物がある

(物理法則で言う、作用と反作用)

副産物にもビジネスチャンスが有る。

 

・小さいからこそ、大きなリスクを取ることができる

中小企業で、知名度が高くないからこそ

挑戦的なセールスができることもある。

 

・人は、他の人がどのように、なぜそうしたのかを知りたいと思っている

ディスカバリーチャンネルが人気なのは、そういうこと。

 

・一日にして成功はない

ローマは一日にしてならず。

手っ取り早く成功したいと誰もが思うけど

人生そんなに甘くないらしい。。。

 

気づいたときにまた読み返したいと思う本でした。

 

 

 

Atcoder D問題の難しさ

こんにちは クモです。

 

AtCoder 過去問を解いています。

サクサク進めて行きたいのですが、D問題は結構難しいですね、、、

 

コーディング以前の問題で

順列、組み合わせとか、高校数学?を思い出さないと行けないなぁって感じで

時間がかかる割には、なかなか進まないので

モチベーションだけが削がれる感じがしています、、、、

 

ですので、まずはC問題までをひたすら解いていく、という形で取り組みたいと思っています。

今日のコンテストには、初めて参加してみようかと思っています。