2-5 Getting Past Procrastination

2-5 Getting Past Procrastination

 

誰もがやらなければならないことに対して意欲を持っている、と

Piers Steelの研究者たちは述べている。

 

しかし、集中を乱すものがあると

そこで意欲は削がれてしまう。

 

先延ばしを辞めるためには、3つのアプローチがあるとされている。

期待を高めること、価値を高めること、そして意欲を削ぐものをへらすこと である。

 

 

期待を高めること

取り組んでいることへの情熱を見出し

今何もしなければ、失敗が待っているということを認識します。

先を見越した計画も有効です。

 

価値を高めること

自分が取り組んでいることの価値を改めて見直し

自分の中での、やるべきことへの動機づけを確認することで

意欲を高める方法です。

ときには、ゲーム要素を取り入れることで

意欲を維持、向上させることができます。

 

意欲を削ぐものを減らす

やるべきことを、大き真塊から

小さな塊へと分割するようにして下さい。

そして、携帯電話やsnsのような、集中を妨げるものを

取り去った環境を作って下さい。

目標を絶えず認識できるように

リマインダー機能を利用して下さい。

気を散らす事柄を、抑制するのではなく

それらを受け入れたうえで、自分の達成度を記録するようにして下さい。

 

先延ばしに関して、さらなる情報です。

なにか新しく、そして難しい事柄を学んでいる場合

先延ばしは、避けるべきです。

締切の迫った、ストレスがかかる状況では

集中することが困難になります。

 

また、神経シナプスの結合回路を生成するためには

比較的時間がかかることが知られているため

短い時間ですべてをまとめるのではなく

しっかりと時間を掛けて

あたらな事柄を理解しようと務めるべきです。

 

これまで先延ばしは悪いものであると議論してきたが

必ずしも、そうではないこともある。

適切な準備をせずに、タスクにとりかかることは

成果を産まないことが多い。

十分な情報を収集し、整理する時間は必要であるのだ。